ちば医経塾が3期生を募集、2月末まで
50人近い多彩な講師陣が登壇
千葉大学医学部附属病院(千葉市)は、「ちば医経塾・病院経営スペシャリスト養成プログラム」の受講生(第3期)を2月28日(金)まで募集する。病院経営の実践力を総合的に学ぶカリキュラムで、第一線で活躍する多彩な講師陣が登壇する。
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対象は、病院経営について学びたい医師、看護師、薬剤師などの医療職、病院事務職、行政職員、ヘルスケア企業職員や地方議員など。今回の募集人員は25人で、「法人枠」※も若干名募る。修了者には、「病院経営スペシャリスト」の称号が付与される。
同プログラムは、文部科学省の「課題解決型高度医療人材養成プログラム」と「職業実践力育成プログラム」(BP)に認定されている。
詳細は「ちば医経塾・病院経営スペシャリスト養成プログラム」サイト
※1人分の受講枠を同一法人の複数人で共有できる制度(事前登録が必要)。
■培ったネットワークが将来生きてくる
CBnewsマネジメントで人気連載中の井上貴裕氏(同院副病院長・病院長企画室長・特任教授)が塾長を務め、日本病院会の堺常雄名誉会長や日本慢性期医療協会の武久洋三会長をはじめ、現役の病院長や病院幹部、行政関係者、弁護士など、第一線で活躍する50人近い講師が登壇している。
ちば医経塾 主な講師陣
履修科目は、▽医療制度論・医療政策学▽医療経営学▽医療経営学演習▽医療経済学▽医療情報学▽統計学▽医療安全概論▽レギュラトリーサイエンス概論▽人材管理・健康経営学▽医療機関コミュニケーション論-で、病院経営の実践力を総合的に学べるカリキュラムとなっている。
井上氏は、病院長や副病院長が週末の時間を削って参加するなど、非常に熱心な方が多いと話す。事務職員でも、ここでの議論を通じて自信を付け、病院に戻ってからも、幹部や医師に気後れすることなく提案できるようになった方もいるという。
看護師やコメディカルの方にも積極的に参加してもらい、経営マインドを身に付けながら、現場から病院を変えていくきっかけにしてほしいと強調する。
井上氏はまた、「ちば医経塾は、同じ目的を持った仲間が全国から集まることから、ここで培ったネットワークが、修了後も生きてくるはず」と語る。
講義は2020年5月より21年2月まで。主に千葉大学医学部附属病院内で行う。
原則、土曜日と日曜日の連続講義で(月2-4回程度)、1日に3コマの授業(90分×3)を受講する(土曜日12時15分-17時5分、日曜日10時-15時25分)。欠席する場合も、授業の動画視聴と課題提出で修了できる。
正規プログラムの履修費用は、病院職員は48万円、病院職員以外は60万円。また、法人枠※は96万円となっている。
募集は20年2月28日(金)まで。問い合わせは、千葉大学医学部附属病院 病院経営管理学研究センター。電話043-226-2755(直通)
医療介護経営CBnewsマネジメント
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