病院未収金問題と患者の支払い不安解消へ
MDVが新サービス
医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン株式会社(MDV、岩崎博之社長)は10月から、病院の未収金問題と患者の医療費支払い時の不安を解消するサービスを開始する。患者は、診察後にカード決済で、会計の待ち時間がほとんどなくなるほか、経済状況に合わせて支払い日や支払い回数などを自由に設定できる。【君塚靖】
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これは、「CADA決済」という医療費後払いサービスで、MDVが10月から本格的に稼働させる、医療機関と患者の信頼関係の構築を目指すデジタルソリューション「CADA-BOX」のサービスの一つだ。MDVでは、2020年までに「CADA-BOX」を二次医療圏に一病院ずつ導入する目標を掲げている。
「CADA決済」は、MDVの100%子会社のCADA株式会社が提供するサービス。同社は、「包括信用購入あっせん業」登録の認可を受けている。「CADA決済」により、病院は未収金のリスクがなくなる。患者には審査があるが、保証人や保証金が一切不要で、定期収入がなくても利用できる。遠方の高齢の親の支払いを肩代わりすることも可能だ。
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