別人の医療情報をひも付けるなど「マイナ保険証」を巡るトラブルが相次いでいる問題で、政府のマイナンバー情報総点検本部は12日、ひも付けの誤りがこれまでに計8,695件見つかったと発表した。このうち、総点検により判明したものは1,142件で、うち9件では薬剤情報などが閲覧された。【松村秀士】
総点検とは別に、2021年10月から23年11月までに7,553件のひも付け誤りを確認したが、全ての誤りは既に解消している。
主な原因は、マイナンバーの提出がなく、2情報で住基ネット照会を行った際に複数人のマイナンバーが該当した場合のひも付け誤りが生じたことや、申請書へのマイナンバーの記載誤り、本人と家族のマイナンバーの取り違えなど。
国は対策として、各制度の申請時にマイナンバーの記載を求めることを明確化する省令などの改正を9月に実施。また、▽各制度の申請時にマイナンバーの取得を原則とすること
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